場所別風水・水はけの悪い土地
①見分けにくい土地
天気の良い日に訪れると、ほとんど見分けがつかない水はけの悪い土地。一般的に周囲よりも低い土地が多いのですが、その高低差が、わずかな場合でも水はけが悪いことはあります。家を建ててみてわかったり、実際に住んでみてわかることも結構あるようです。湿気が多いとカビ・シロアリ・腐食などによる建物の劣化が進行し、いろいろに問題を引き起こします。また土地改良していも、地盤が緩んでいるため、近くを大きな車が通る度に揺れることもあります。風水的にも、ジメジメしているので、陰の運気が溜まりやいと言えます。住み心地が悪いと運気にも悪影響を及ぼします。それでは、この水はけの悪い土地の風水について探って行きたいと思います。
②悪い運気を熟成
水はけが悪いということは、運気の循環が滞り、せっかく取り込んだ運気が陰の要素を持つようになります。これが家運をはじめとした運気に悪影響を及ぼし、家庭内の不和をもたらします。人間関係全般にも影響するので、仕事でもうまくいかないことが増えるはずです。長く住んでいたり、井戸水を利用したりしていると地盤沈下による建物の損傷も考えられ、これは運気の下降にもつながり、今まで順調だったものが、難しいものに変わることもあります。さらに地震が起きた時、液状化の被害に遭う可能性もあり、建物が揺れ動かされることで、運気が不安定になります。土地に溜まっている水分は陰と陽のバランスを崩して、悪い運気を熟成すると言われています。
③土地を適度に乾燥させる
まだ建物を建てる前の土地でしたら、盛土をすることが根本的な対策となりますが、多くの場合、建物が既に建っている状態ではないでしょうか。敷地内の水分を減らし乾燥させるのが基本となります。日当たりを確保するために、庭木の伐採も効果的です。その場合、日陰を作らない位置に別の植物を植えるのが理想とされます。縁の下に乾燥剤を敷き詰めることも良いのですが、費用もかかり工事を伴うので、専門家の相談が必要です。敷地をコンクリートやブロック塀で囲っている場合、風通しが悪くなるので、できたら撤去したいのですが、風が抜ける穴を開けたり、一部を生け垣に変えることも良いとされます。水晶による浄化も限定的な効果はあります。さらに建物や敷地の一部で、水が溜まる場所があるのでしたら、強制的に排水できるようにする必要があります。
④土地の性質が反映される
このような土地は、もともと沼地や田んぼだったことが多いので、古地図で土地の歴史を知ることも参考になります。法務局の土地台帳なとで地目変更がないか、過去の地目は何かを調べれば、現在の見た目に惑わされることはないはずです。大雨が降らない限りわからない程度の水はけでしたら、まず問題はないと考えられます。風水では、川や海、堀や運河も運気の流れがある重要なものと位置付けています。特に河川は金運を運ぶものとして認識されていますが、その扱いは複雑とされます。この川が近くにあると当然その周囲の土地は低地であり、水はけも悪い場所が出てくるはずです。最近では河川改修が進み、周辺の低地でも水害に見舞われることは、少なくなりました。それでも水はけの悪さは風水的に良くないのです。対策をするのとしないのでは、家主や家族の運勢に大きく関わってきます。水はけの悪い土地は、土地の性質がそのまま風水にも反映される場所と言えます。