場所別風水・神社の入り口と家の玄関が向いあう
①玄関の位置に着目
神社は正月に詣でたり、夏祭りで訪れたりと節目節目に行く場所で、心のよりどころとして昔から町内に一つか二つあるものです。ご神体は木であったり鏡であったりといろいろにものが祀られていて、神域とされる境内。邪気が払われ神聖な場所です。神社そのものはその町内を守護するものなので、悪いものではないのですが、その入り口が家の玄関と向き合っている場合、悪い影響があります。神社には良い運気を引きつける霊力が宿っているため、家の運気の取り入れ口である玄関に良い運気が入りにくくなるのです。縁起の良いはずの神社が近くにあるのに不運が続くとしたら、玄関の位置に着目することも必要かもしれません。それでは、この神社の入り口と家の玄関が向いあう場合の風水について探って行きたいと思います。
②神社ならではの影響
神社には良い運気が集まり、悪い運気を浄化する場所でもあります。そのため、良い運気を引き留め、悪い運気を跳ね除ける鳥居が境内の入り口にあるはずです。鳥居を介してどんどん良い運気が神社に流入するため、向かい合う玄関には、わずかな良い運気しか入らず、家庭運を下げ家庭内のトラブルが起こりやすくなります。また鳥居が跳ね除けた邪気や悪い運気が行き場を失い、玄関から入って各部屋を巡るので、家族一人一人に災いがもたらされることもあります。さらに神社で浄化された邪気は神社の入り口から排出されることが多いとされます。季節的な特徴もあり、八百万の神が出雲に集まるとされる神無月の10月は、神様が不在となるため、より悪い運気が集まりやすくなります。
③風水環境対策について
悪い運気の流入を遮ることが基本です。できたら玄関の位置を変えるのが一番ですが、そうも行かない方がほとんどではないでしょうか。その場合、玄関脇に常緑の樹木を植えたり、扉を開けた正面に鏡を置くのが効果的とされます。この鏡は姿身でも、八卦鏡でも問題はないようです。玄関先に少しでも空間があるのでしたら、北国の玄関のように二重玄関にすることも良いとされます。二重玄関内に水晶の置物をおいて、邪気などを浄化させることもできます。また敷地に門を設けて、玄関が直に神社の入り口と接しないようにしても良いでしょう。窓から見える神社は問題がないので、カーテンなどをする必要はありません。庭木は10月に葉が落ちる植物は、減らした方が良いようです。
④全ては玄関次第
神社は近所にあるだけでは全く問題はありません。神社の入り口が玄関と向かい合っていなければ影響はなく、むしろ夏などは境内から涼しい風が入ってくるので、住み良いのではないでしょうか。また乾いた冷涼な風には、良い運気が宿るので、幸運が舞い込むこともあります。ただ神社の境内の木々が大木の場合、別の意味で風水上の影響が出てくることもあります。巨木でないにしても神社の樹木で玄関付近が暗くなると、ジメジメとして陰の運気が溜まりやすくなります。玄関先の照明を昼間から点けて置いた方が良い場合もあります。いろいろな角度から風水を検討することも必要です。いずれも複合的に判断する時は、専門家に相談することをお勧めします。さらに常駐の神官がいなかったり、廃れた神社でしたら、邪気などは溜まる一方で、早急な対策が功を奏します。家族に何かあってからでは悔いが残ります。このような家は風水的には玄関次第で良くも悪くもなると言えます。