場所別風水・玄関の前に下り階段や坂がある土地
①階段と坂は高台の落とし穴
玄関前に下り階段や坂があるということは、その家や土地は、水はけの悪い低地よりも高台にある可能性が高いとも言えます。しかし、玄関前に下り階段などがあると、運気の流れが引き戻されてしまい、風水上の高台の良さが失われてしまいます。こういった土地は、一見すると高台に位置し、価格も高いのですが、玄関先の道や階段などの位置づけによっては、運気に対して悪い影響があります。せっかく高い買い物をして、不運に見舞われては、目も当てられません。良く見極める必要があります。また、玄関先に階段があるということは、車道とは接していない可能性があり、旗竿敷地といった他の悪影響も加わるはずです。それではこの玄関先に下り階段や坂がある家や土地の風水について探って行きたいと思います。
②財運に影響力がある
玄関先に下り階段や坂があるとしても、そこが必ず高台とは限らず、丘の頂上ということもあります。丘の頂上だと別の意味合いで悪い運気を取り込みやすくもなります。一方高台ならば、風水上、最良とされる土地なので、良い運気が充満しているはずです。しかし、そこから下りの傾斜を経て、絶えず運気が流れ出ていることになり、実質プラスマイナスゼロということなります。存在していた風水パワーを上手に活かせておらず、大変もったいないことです。さらに高台でないとしたら、いろいろな運気は減る一方で、不運は重なってしまいます。運気の流れを引き戻そうと焦ると精神的にも不安定になります。特に財運が逃げて行きやすく、まさに人生が坂を転がるように転落していくこともあるようです。
③対処方法について
できたら玄関の位置を変えたいのですが、それができるお宅は、そうそうないと思います。まず、玄関を開けた時に下り階段や坂が見えないようにすることが基本です。玄関から敷地外に出るまでの間に観葉植物を植えたり、生け垣で囲うことが良いとされます。ただこれも敷地に余裕がないとできず、玄関先のすぐ目の前から階段や坂がある場合、玄関の下駄箱の上などに水晶の置物などを置く方法もあります。また運気の流れを引き戻させず、家に取り込むためには、玄関と反対側は塀などで囲わず、風通しを良くすることが良いとされます。この他、玄関に八卦凹面鏡を飾ることも効果があります。凹面鏡は、良い運気を集め、邪気や悪い運気を良い運気に変換するとされています。大きさによる効力の違いはないので、取り付けやすいものが選べます。取り付け位置は玄関扉の屋外面上部、玄関に入って正面の壁、下駄箱の上で、なるべく外を向くようにするのが良いとされます。
④見落としがちな風水
悪い運気が集まってくるのを防御することもありますが、下り階段や坂の場合、良い運気も悪い運気もまとめて引き戻されてしまうので、それを引き留めることが基本となります。良い運気は、取り漏らさず、活用したいものです。階段や坂はリフォームでは、どうすることもできないので、どうしても風水環境の改善策に頼るしかありません。正しく理解し実践するのが一番です。また運気が希薄な状態になると、運が弱くなり、大事な踏ん張り所で失敗することが多くなります。家族に受験生がいる場合、合格運に影響し、実力があるのに不合格ということにもつながります。さらに、たまたま訪れた悪い運気が、はびこり悪影響を及ぼします。初めは小さなすれ違いでも、それがきっかけで家庭に亀裂が入ったり、予期せぬ失敗、災難に見舞われることがあるかもしれません。今まで積み上げてきた実績や貯蓄などを無にすることもあります。下り階段や坂は、風水的に見落としがちですが、深い意味があると言えます。