場所別風水・行き止まりにある土地
①運気を乱す形状
街中では道路に沿って運気が流れているされます。その流れがゆっくり流れていれば良いのですが、真っすぐな道路ですと、速度を増して鋭い運気の流れとなってしまいます。行き止まりにある土地や建物は、多くの場合、湾曲せず真っすぐな道を介しているので、強い運気の直撃を受け、住人の運気を乱して様々な運気に悪い影響及ぼします。特にこの負のエネルギーは、金運、健康運、事業運を低迷させたり、精神的な不安定になることが知られています。また行き止まりは、袋小路とも呼ばれ、風水に関わらず私道などの持ち分や境界などで問題になることもあり、土地の値も安くなっています。それでは、この行き止まりの家や土地の風水について探って行きたいと思います。
②袋小路の風水的意味
袋小路は、一つの入口しかなく出口がないということを象徴しています。これは一度入った良い運気も悪い運気も、どんどんため込んでしまうことにつながり、あふれてしまうと押し戻す力も働き、混乱の渦を巻き起こすとされています。混乱の渦では、当初良い運気だったものが、悪いものに変わり、悪い運気はより悪いものに強化されてしまいます。そのため、住んでいる人は、多くのトラブルに遭遇し、しかも解決策が見当たらないという大きな不運を背負わされてしまうのです。もう一つ袋小路には、進歩と成長の終りという意味が含まれています。今まで成功していたり、発展していたものが一転してしまう可能性が高く、家主や家族の本来持っていた運勢も弱めてしまいます。さらにその土地の背後に高い建物などがあると閉じ込めの効果が高まり、悪い影響が高まるとされます。
③風水の改善策
そのまま放置しておくことは望ましくないので、いかにして改善するかを考えてみます。家に向かってくる運気を全てとらえ、それらを良い運気に変えて維持できれば、状況は一変できるはずです。袋小路は絶えず鋭く早い運気を運んでくるので、それを逆手に取れれば、かなり効果的と言えます。運気の速度が落とせれば、鋭さがなくなり良い要素のみが残ります。運気のエネルギーは壁や塀、木、岩などの障害物に出会うと速度を落とすことが知られています。これには壁だと高さが1.5m以上のものが良く、池などの水の上を通ることでも速度が落とせます。壁や塀には、丸か四角い穴を開けると効果的です。改善に必要なことは、運気の流れを停止させることではなく、速度を落として鋭さをなくすことなので、完全に遮蔽してしまっては意味がないので、留意しましょう。こうすることで家に蓄積される運気は改善され素晴らしい風水環境が整うわけです。
④運勢は変えられる
こうしてみると、ポジティブな考えに立てば、袋小路はある意味、運気を集めやすい構造と言えます。そのままでは悪い運気を集めてしまいますが、改善策を施し維持していれば、絶えず良い運気が集まるので、最良とまでは行きませんが、かなり良い状況になるような気もします。また敷地に余裕があるのでしたら、中庭を設けることをお勧めします。中庭は、風水で生気と呼ばれる活気のある運気が蓄積する場所とされ、竹や松のような植木、果樹を植えるのが理想とされます。玄関ポーチの扉の両脇に、観葉植物など配しても良いです。さらに行き止まりの袋小路にある家や土地は、なかなか買い手が見つからず不動産屋泣かせなので、不動産を買う際に価格交渉の余地があります。正しい風水の知識を理解した上で、購入を検討することもありではないでしょうか。できれば避けたいものですが、日本の住宅事情もあり、やむを得ない選択肢の一つかもしれません。風水環境の改善次第で運勢が大きく変わる土地と言えます。