場所別風水・和室
目次
①運気が安定する和室
最近、一戸建てでも和室を設けている人は少ないかもしれません。特にマンションでは、すべてが洋室ということもあります。畳ジュータンなどを敷いて和室ティストを味わっている人も多いようです。何かと存在感が薄い和室ですが、風水的には、ある家とない家とでは、家そのものの運気の格が大きく違い、例え4畳半でも和室があれば、風水パワーに恵まれます。日本人の精神的な安らぎが得られやすく、運気が安定するようです。また基本的に和室はどの方位にあっても凶相ではありませんが、特に家の中心に和室があると、運気がぐっと上がりやすいとされます。それではこの和室の風水について探って行きたいと思います。
②和室に相応しい風水
和室は緑・茶色・黄色が吉相色です。緑は山や草の色、茶色は大地、黄色は豊かに実る稲穂を表し、自然の風景に近い色彩であることが和室の運気を高めます。和室は、和モノの家具や飾りなどを置くと良い運気が流れ込んできます。違和感のない、掛け軸や生け花、盆栽、美術品、ひな人形や皐月人形など季節に合ったものを置きます。畳、障子、ふすま、木の柱とどれも自然素材なので、自然に存在する運気のパワーが部屋中に満ちています。和室に仏壇を安置する場合、 仏壇の向きを吉方位になるようにしますが、基本的に鬼門、裏鬼門、 正中線、四隅線を避けていればどの方位でも問題はありません。これは家相とも合致しています。押し入れは、湿り気を好む陰の運気が溜まりやすいので、床にスノコなどを敷き、風通しを良くします。布団は日光を当てて膨らんだ、陽の運気に満たされた状態で収納するのが望ましいです。
③和室に適した方位
家の中心に設けた和室は最高の吉相となり、住んでいる人の運気が上昇するとされます。ただ、その和室が家の中心でどの方位に向いているかによって、若干の相性の良し悪しはあるようです。和室が西の方位にある場合、吉相で、お金に困らず、強い運気の力があるとされます。これは悪い運気を畳の殺菌作用で浄化することに由来するそうです。和室が北西にある場合、吉相で家主の運気を高めるので、家主の書斎にも向いています。和室が南西にある場合、吉相とされ、家族運が上がり家庭円満となります。和室が東北にあると鬼門の凶作用が和らぎ、家全体の運気低迷が防げます。このほかには北も吉相とされます。これらは、日本の気候を考えると、和室が西や南西、北西にあると良いのは理に適っていると言えます。
④和室は風水的にも万能
和室は洋室と違った独特の温かみがあり、リビングとして活用しても落ち着きます。ちょっと古臭い、使いずらいと思われがちですが、ソファーを置いてみたり、和柄のクッションなどを使うと、イメージが一新します。和室は寝室として活用しても吉で、その場合、部屋の中央に布団を敷いて寝ると金運が上昇するとされます。こうしてみると和室は風水上万能な役割を果たすので、和室が多い家は、いろいろと使い勝手が良いとも言えるようです。また和室は広さに関係なく形に特徴があります。四畳半や八畳の正方形の部屋は、縦横の寸法が同じなので陰と陽の凶作用の力が働くとされます。一方6畳等の部屋は、縦横の寸法が違うことで、陰と陽のバランスが取れるとされます。和室で良い形状は6畳と考えられています。畳の枚数で、部屋の広さがイメージできるのは、日本独自の文化ではないでしょうか。大切にしたいものです。和室の良さを見直して、現代風にアレンジして活用するのも、風水環境改善の一つの手段と言えます。